2005年09月11日

「めまい・貧血・立ちくらみ」から見えるパニック症の体

この項目は少し詳しく述べることにします。

なぜかというと、これらの症状が起き易い体の状況を追っていくと
パニック障害を起こしやすい体の状態が見えてくるからです。

パニック症発作と共にめまいが生じることがあります。

外的な刺激で平衡感覚を失ってもめまいは起きますが、
体の平衡感覚を司っている内耳に何らかの異常があっても
めまいは生じます。

回転性の場合、主に首の骨の4番に歪みや神経的な異常が
あることが多く、めまいには大まかなところ二種類あります。

回 転 性:体が本当に回転する感じがする真性めまい。
非回転性:ふらつき感、立ちくらみなどのときの仮性めまい。

この二つです。そして、病気の例は以下が主です。

 ■真性めまい--メニエール症、動脈硬化症、急性中耳炎、脳の病い、
        その他、頭の打撲でも起こります。

 ■仮性めまい--貧血、便秘、立ちくらみ、低血圧、風邪や
        自律神経失調でも起きます。
        脳卒中の前兆としても起きることがありますので
        耳鳴り、頭痛、手足の痺れを伴うようでしたら
        医者に検査をしてもらった方がいいと思います。

ここでは、真性のめまいよりも、仮性についてを中心に貧血、立ち
くらみについて説明します。


総じてこれらの症状を持つ人の体の特徴は、腰の力が抜けて
上胸部から上にかけて余分に緊張している傾向があり、
これを整えないと根本改善にはなりません。


貧血や低血圧でめまいを起こす人は、だいたい心臓が弱っています。
胸椎4番や5番(肩甲骨の間で中央からやや下)に緊張を抱えています。

これまでに何度か説明しましたが、胸椎4番は心臓の急処でして、
ここの動きや弾力があれば心臓の働きは良いのです。

これはスポーツをしているとか健康食を摂っているとかということとは
別で、要はここの状態が問題になります。


先日、以前パニック症が出ていた人のヘソの右横にある緊張を押さえ、
手を離しましたら、その人は叫びました。

「そこは、私の急処ダーーーッ!」と。

どうしたのかと訊ねたら、

「今押さえたところから、肩甲骨の間3、4、5番の処、腰のよく

痛む処、左腹から下肢にかけて(臨床的には左下肢は動脈系)、

これらにドーンビシーッと響いていった。フー凄かった。」と、

ため息混じりでホッとした顔をしていました。

私はパニック症を治そうとしてヘソの横を押さえたのではないのですが、
この人は肩甲骨のあたりが弛みにくい人なのです。

この人のは以前はあまり汗をかけませんでした。
しかし最近はノーマルになってきました。


汗の重要性は以前に以下の号でも紹介しました。

●3号[ 筋トレ中のパニック発作 ]
 http://panic0.seesaa.net/article/6056589.html#more
●6号[ 心臓への負担と重い気分を除く「汗」 ]
 http://panic0.seesaa.net/article/6317244.html#more
○[ 温度を3段階に分けてのお風呂の入り方 ]
 http://process-seitai.seesaa.net/category/593893.html
●7号[ 余裕がでてきたなぁ ]
 http://panic0.seesaa.net/article/6443945.html#more


汗の急処は胸椎5番という処で、耳や体温調節、脳下垂体前葉ホルモン
を中心とするホルモンバランスに関係しています。

ですから、汗をかかない、かけない生活をしていると、ここが硬直し
更に上へと補助の力が入り4番、3番まで硬くなるのです。

こうやって重心が上がっていくプロセスは同時に腰・腹の力が弱い
体を形成してしまいます。

本来からだはこの偏り傾向を風邪を引くことで、熱、汗を誘導して
ダイナミックな新陳代謝を促して酵素の働きで細胞を入れ替え、
歪みを整えているのです。

それが円滑にいかないと緊張は上昇していきます。

しかし、そのまま中枢センターの脳まで上がられては困るので、
肩や腕を余分に緊張させて補強するのですが、

いかんせん、現代は首から上への刺激が多く重心が上がりやすい
生活環境にあります。

そのため、不快に対して感覚麻痺を起こしているので、
反応が脳に近い部分で起きるようになってきているのです。

加えて薬の多用もこれに加担するのではないかと私は考えています。


◆脳の血行異常としてめまいを起こす場合、

食べ過ぎなどから消化器抑制力を司っている胸椎6番に疲れが
たまり硬直し、それが、5番へといき、動脈硬化を起こすと、
当然心臓の4番に緊張が及びます。

この場合手足の痺れを伴います。(真性のめまい)


◆めまいが起こるのは、

胸椎5番が硬直を起こすと、ここが耳と関連する首の4番と連動性が
あるため、平衡感覚を司る器官にも影響を及ぼすことからきます。


◆立ちくらみは、

脳そのものよりも、全身の血管運動性が落ちている体、あるいは立ち
つづけたために血液が重力に負けて下に停滞し、それをカバーしようと
心臓に負担がかかり動悸と共に起きます。


◆めまい、立ちくらみ、貧血は、

このように同族的な症状ということが言えるのです。

このことはパニック障害が起きる体としてもまず、無縁ではあり得
ません。

パニック障害が起きる体はこれらの症状が起きてしまう体と似ている
ということが言えるのです。


体には各器官において連鎖が起きる現象があります。

胃大腸反応といって、腹いっぱいに食べなくても、何か飲み物を
飲んだだけで急に大便をしたくなったりすることがあったりします。

喘息持ちの人は笑い転げていたらそのまま喘息発作になることがあります。
笑う呼吸の横隔膜のひきつりが元で喘息の状態を呼び起こしてしまうのです。


めまい、立ちくらみの癖のある人は必ずパニック発作を起こす、
とは決め付けられないのですが、

とにかく、似かよった体の状態は隣り合わせの症状があるのです。
同様に、似かよった体で寝る時の格好まで同じだと、

やはり消化器系、呼吸器系、泌尿器系というように同系統の
しわ寄せ癖を持っていることも確実にあります。


◆改善策としては

そこで、胸椎3〜6番をいかに整えるかという問題になってきます。

それには、これらを整える体操も効果的なので、

これからもいくつか体操を紹介しようと予定しています。


しかし、先にヘソの横を押さえた人の話を紹介しましたように、

皆がその人と同じくヘソ横の緊張が関連しているとは限りません。

皆が同じ体をしているとは限りませんで、ナゼこれらの椎骨が硬直を

起こすのかの問題があり、果たして薬を出すみたいに体操を紹介する

のがいいかどうか、私も若干迷っているのです。


例えば胸椎6番を整える体操をやってそれなりによくなると、

食欲もやや落ちてくるはずです。


しかし、現代は食欲に抑制をかけるのは大変難しいのです。

栄養摂取の要求でのみ食欲を語れる時代ではありません。

リラックスやコミュニケーション、溜まった感情の鬱さんなどや

場合によっては、

家族関係など深く突っ込ままければならないケースもあります。

そのことも背骨には関係してくるのです。


ですから、解決法についてどれだけ紹介するか、

これはもう少し考えてから答えをだそうと思います。


「なぁ〜んだ。苦しんでいる人がいるのに出し惜しみかよー。」

そう言いたい人もいるかと思いますけど、

既に紹介した「体に負担をかけないで汗をかく風呂の入り方」

これもケッコウ大事なんですよ。


宮沢賢治は「社会全体がシアワセにならないと個人も‥‥」という
言い方をしてると誰かが言ってましたけど、

カラダ全体の血流がシアワセになれば、心の臓にとってもシアワセ
であろうと私は思うのですが‥‥。
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