2005年09月08日

吐き気

最初の頃「1-1 一般的な見解」の項目で
パニック障害の時に生じる種々の症状を書きました。

その中にはパニック症発作そのものというよりは、
付随症状とも思える症状がありますので、
そのことについて説明します。

付随症状に個人差があるのは、
人それぞれの運動系的な歪みの差があるからで、
その人のしわ寄せ癖は必ずあります。

● 吐き気

吐き気はパニック症発作ではなくとも
アルコールの飲み過ぎなどでも起きる症状です。

このこと自体は全く否定的に解釈する必要はありません。
体が負担を軽くするために起きている現象だからです。

このようなことを書くと他人事のようで、冷ややかな言い方になってしまいますが、要するに吐くこと自体は一種の正当防衛であることは確かなことなのです。

問題は、パニック症状が起きてその混乱に拍車をかけないことで、そのためには、この当たり前な現象をしっかり受け止める力を持っていたほうがよいように思います。

とにかく一気に複数の激しい症状に襲われると
余計に慌ててしまうものです。

だから少しでも落ち着いているためには素朴なその仕組みを
覚えておくことは大切かと思います。


吐くという内臓の収縮緊張とそれに協力する姿勢的な運動は、

身体内部にあってはならない毒素を排泄するのと、

首のツカエを取る体操になっています。

顎を上げ腹部を緊張させて前屈みになり極まらせて、

反転させて逆方向への誘導方法になっているのです。

こういった働きは上頚部から脳に入ったところに
ある延髄によって支配されていて、

ここは呼吸をはじめとする
生命の基本的な維持のために必要な
自律的な作用をコントロールしています。

つまり、別の言い方をすると、
吐いても当然な状況であるのに吐かない、
あるいは吐けないのはあまり好ましくないといえます。


パニック発作が起きる背後にはセロトニン神経の異常など脳内の
ホルモンが関与してしているそうです。

ホルモンというのは大変微量でも心身にはとても大きな作用を
もっており、エンドルフィンは快感ホルモンとも言われていて
痛みを緩和する作用もあります。

パニック障害が起きると急速にピークに達するのはホルモンが
関与しているからだと思われます。

意外にもピークが10分前後で終るのは、
その間にツカエていたエネルギーが
分散してしまうからだと私は考えます。


一瞬、死を予感させるパニック症発作と同時に、
身体の健全性を保とうとする働きが起きるのは
当然の成り行きかもしれません。


我が家の子供たちは、ずっと小さい頃、
吐いた時に見ていると結構さっぱりした顔しているので、

「おう、吐いたか、かしこいポンポン(腹)さんだねぇ」
こんな調子でした。

時には、「じゃあ、ポンポンさんにご褒美をあげよう」と
お菓子を渡したりしてました。

こういうときは、胃袋が緊張した後ですから辛い味よりは
弛みを誘う甘味のものの方が良いのです。

ですから、吐くことに関しての対策はそれ自体が対策なので
そのことについて余分に慌てないことが大事です。

後は、体を誉めてあげるだけとしか言いようがありません。

ただ、ご自分の状況を誰か話せる人がいるといいのは
いうまでもありません。

不思議なもので、吐いている人の背後に回ると
自然と背中をさすりたくなります。

これは誰でも感じることです。
実はそれは吐き気を促進する刺激なのです。

餅などが胸がつかえたときには、胸をドンドンと
自分で叩いてしまうのです。

それが中を拡げる刺激であることを体が知っているからです。
吐き気があるときには、早く排泄を完了させてしまいたいのを
介助者の体も知っているのです。


もちろん、吐くことに関して注意が要る場合がありますが、
吐くことではなくてその手前のプロセスが問題で、
これはパニック症のケースではありません。

ひどい頭痛が伴ってしまうときには一度医者の検査を
受けた方がよかろうと思います。



■吐き気について関連情報
 症状には肝臓の不調が関係していることがあります。 参考にしてください。

パソコン作業、眼の疲れからくる生活習慣病を自分で簡単に解消: ┗吐き気
パソコン作業、眼の疲れからくる生活習慣病を自分で簡単に解消: 3. 内臓も眼の疲労に関係してる
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