2005年09月03日

出産とからだとココロ

出産という目出度い人生のイベントが、残念ながら結果的に
パニック障害やうつ症、更年期症状へと影響することもあります。


これにもそれなりのメカニズムがあります。



産後、時々わけもなく心理的に変動がくる人があります。

腰の骨の下にある仙骨という尾骨を下にくっつけた板状の骨、
それの両側に骨盤があり、

この骨盤には開閉・前後・上下の動きがあります。

これが開ききった出産のあとの立ち直りが悪いと骨盤が歪むのです。

それが結構気分を左右してしまうおかしな現象があります。

急に気分が滅入り、落ち込み、ブルーになります。


これは現象的には何も人間に限ったことではありません。

例えば、犬でもケンかをして負けたり、ひどく叱られると尻尾を
巻いてしまい頭を下げ、背中より腹の方を緊張させ、
「参ったなぁ」と消沈した心理(感情)状態を表します。

それは動物の世界の秩序を保つためには当然のことなのかも
しれませんが、尻尾を巻いた犬のその反応は固定化してしまいます。


ものごとは裏表といいますか、姿勢に変調をきたすと、それが心にも影響を及ぼしてしまう現象があるのです。

骨盤、仙骨、尾骨、これらが不自然に歪みすぎると気分、感情に
影響し不安定になるのです。

最近は犬や猫の心理カウンセリングやセラピーもあり、
本人(ペット)直接または飼主がセラピーを受けるのだそうで、
これはどうも心から体への問題のようです。


まあ、それはそれとしまして、
骨盤は季節変化に対する体の感受性も司っている
言われているくらい本能的な器官です。

当然、異性間呼吸調和運動においても影響を与えますし、
骨盤は男性より遥かに女性が感覚的であることの元になっています。

骨盤、尾骨が変になると肩甲骨、後頭骨にも影響を及ぼします。
尾骨は背骨の腰椎3番、胸椎7・9番との連動があります。

加えて尾骨は先の犬の話のように感情の揺らぎや首の可動性と
関連が深いのです。


赤ちゃんを育て始めたら感情が昂ぶったり、落ち込んだり、
赤ちゃんを虐めたくなったり‥‥、

こういったが元で、更に心理不安が高まりますと、
それがまた子供へと影響を強めていきます。


しかし、感情の彩り、濃淡があるのが人間と他の動物との違いでもあり、
心身の完璧な人間もいないことも確かで、

どうしても葛藤や自分の親から受け継いだ投影も避けられないものです。
そういう弱さが人間にはあります。

この気分の落ち込みは、場合によってはその個人の奥にしまわれていた
葛藤を引き出してしまうこともあります。

これは心理学的に見るなら、自己統合のチャンスでもあります。

だから決してネガティブだと言い切ることもできません。
危機だから自己変容のチャンスでもあり得るのです。

しかし、子供を生んだ親となってのその状態や、骨盤の変調が
後になって心身の病に化けるのは煩わしいことでもあります。



だから、出産が心身にとって肯定的なイベントでありながら、

逆に歪みをつくりそれが心理にも影響を及ぼすことは、

ちゃんと知り、改善方法も身につけておくべきだと思うのです。



内が長男を出産した時の大病院の産科の対応にはガッカリしました。

立ち上がりに失敗して骨盤の歪みが元で家内は腰痛になって
しまいました。

それを看護婦はまるで人間扱いしないで、
それどころか弱くてダメなような目でみるのです。

私が触って体を見ていようものなら、
家内が甘えているように看護婦はみてしまうのです。


このように、出産後起き上がるタイミングが悪いと身体ショックを
残すことがあり、

そしてその場で当たり前で正当な人間理解が得られないことも重なって
ストレスになることも事実あるのです。

表面化していませんが、出産後の立ち上がりが不全な上に
周りの人に抑圧をうけてしまって、傷ついている人や

似たような経験の持ち主は沢山いるのではないでしょうか。



余談で申し訳ないですが、三男は助産院で助産婦と私とで取り上げ
ました。

驚いたのは、老齢な助産婦でも赤ん坊を産湯につけるときに
赤ん坊が泣いても平気なことでした。

生き物が泣くと言うことはある種の不安や危機つまりパニックを
感じるから泣くはずで、

泣くから、声が大きいから元気だというのは絶対変です。


私が湯に入れたら泣かなかった。

ちょっと思い出して力をいれて書いてしまいました。(笑)



■体という私、そして骨盤を整えること


さて、話を元に戻しまして、

出産後の立ち上がりのまずさが必ずパニック障害に至るとは限りません。
これはその歪みの連鎖がどこでツカエるかによります。

出産後最初に起き上がったときに、腰、骨盤を変な緊張のさせかたを
して、片側が閉じる方に緊張しすぎると乳腺炎を起す原因にもなります。


それから、幼児期にトラウマ(心の傷)を抱えてしまった人の仙骨は
独特な表情があります。不自然に浮いた感じになっています。

人の体はそんな存在なんです。「体という私」があるのです。


心身症、不安神経症、自律神経失調症など、
パニック障害と併発している方は出産前後に体や心理トラブルが
無かったか、チェックしてみると良いでしょう。


また、出産後から生理に何か変調をきたしていないか、
これも一つのポイントでしょう。


要は骨盤が整えば良いわけで、これらは体操や生理をケアーする
ことである程度自分でも調えることができます。


★骨盤のチェック!

仰向けに寝て、両膝を立て、カカトを尻に引き付け、
足の裏をくっつけて膝を外に倒します。

そこから、左右交互に膝を床の方へ近寄せてみてください。

開きにくい側は、当然骨盤の開きが悪いのです。


もういちど、両足を立て、足の幅を開きます。

そこから、片方ずつ膝を内側に倒してみてください。

このとき逆側は真っ直ぐに足を伸ばしておきます。

これは骨盤を閉じる動きのチェックです。

これらの動作で左右の動きと感覚において左右較差が甚だしいのは
あまりよい傾向ではありません。


※人によっては骨盤は開いているのに、下肢は逆に内側に内旋して
いるというような、捩れとでもいえる歪み方をしている人もいます。
でも、ここでは上記の原則に従ってください。


出産後骨盤の締りが悪ければ、これがまた太る元にもなります。
(また、それは産道の締まりも弱くなる事を意味します。)

肥満には食べる量も関与しますが、問題はストレスと骨盤の
広がりすぎを修正することが最も肝腎です。

これは、骨盤を閉める体操や生理の時の体の変化を活用して
改善することができます。

もちろん、それで滅入った気分回復する割合も断然違ってきます。


★骨盤を整える体操(図) 参考にしてください。
http://panic0.seesaa.net/category/645764.html



◆関連情報

▼基本的な自然健康レベルが落ちている現代人(生理は4日で終るのが‥)
http://process-seitai.seesaa.net/article/6289608.html#more
posted by 由 at 19:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 2.体との関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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