2005年08月21日

1-2 パニック障害の原因について私見

これは実際のところ、個人別としか言いようがありません。
とっつきにくい言い方で申し訳ないです。

では、この症状が全く個別で脈絡のない現象かというと、そうでもありません。


◆焦点は上部胸椎

この症状に関しては、心臓と関係している胸椎4番と、その上下の椎骨3,5番が焦点になると私はみています。

では、この背骨をただいじればいいかというと、そう言い切ることも出来ません。

肩甲骨の間の中心あたりにある胸椎4番がどうしておかしくなるのかを考えなければならないからです。

旧来の基礎的な西洋医学のように人の体をパーツ化して扱うなら、4番に力を加えるなりしてそこさえなんとかすればいいではないのかと、誰でも思うかもしれません。しかし、それがそういう問題ではないのです。


私は人間をパーツ化したり対処療法的にみないで、全体的に観るよう心身に関わることを心がけてきました。

それで平均的に言えることと個別に考えねばならないことの両方の必要性を
感じてきたためか、個別を無視した「原因は○○」式の言い方がなかなかできません。


医学ではパニック障害については、脳の機能にかかわっている神経伝達物質の機能異常によるものであると判断していることは[1-1一般的見解]に載せました。

生理・心理状態がパニックになっているのに神経伝達物質がそれらとは全く無縁な状態であるとは考えられませんから、

このこと自体は、これはこれでゴク自然なことと思います。
むしろこういう研究はもっと進んだ方がよいとも考えています。

因果関係が数値的かそれに代わる物で明白でなければならないのが科学だから、これはこれで詳しく研究されるべきでしょう。

しかし、私としては、神経伝達物質抵抗の異常を症状の原因とするとこには抵抗があります。

時には心理的な状態も背骨に反映されるので、上胸椎が直接の原因だとしてもその元はいろいろあるように思います。



◆体の姿勢的な細かい状況は

思っている以上に心の状況に影響するものです。

たとえば、女性の場合、更年期症状という体を更新する時期に

それがうまくいかないために心身に変調をきたすことがあります。

女性ホルモンが急に減少されてその影響で気分が不安定になるのです。

そういう現象があるときに、ホルモン系と関係した背骨の周辺や

骨盤を中心として体を整えていくと、気分も大変安定します。


更年期症状のための整体を続けていたら、男勝りな感じだった人が

身体のこなしから、言葉遣いまで女っぽくなったということがありました。


また、病気でもないのにえらく死の不安を抱えてパニックめいていた人に
心理的な作業を進めたら、整体の方を続けたいと言われたことがあります。

死の恐怖があるとはっきり断言しながら、不思議なことに体の調子をよくしたいと言われるのです。

その他、過去には、その人にピッタリの体操が見つかって

パニック症が改善していったこともありました。



◆メンタルな側面からの影響は

当然この症状にもあると思われます。

実際には、この症状に対して心理療法家も効果をあげているようで、

私にもメンタルな指導で改善しているケースがあります。


体の変動からくるパニック発作自体はこころの病気ではなく、
心理異常とはまったく関係無いです。

ただ、いくつかメンタルで考えねばならないことがあります。

・予期不安の問題があり、その怖れが過剰過敏な心理状態になるために動きがとれなくなる。

・パニック発作が起きる前にストレスが蓄積されている。

・昔の心の傷の再構築が内在している。

・うつ病に発展している。

こういったケースはどうしてもメンタルな関わりが必要でしょう。


個人的な感受性

また、心ということではパニック発作に対する感受性の特徴もあり、
例えば喘息だと「気管が細くなり空気が入ってこない」といように
内側に感受性が位置していますが、

パニック症では「喉が締め付けられ、電車、ビルこれらに閉じ込め
られて圧迫されているようで」と外的な力として感じやすい感受性を
持っている人が多いです。

これもこのパニック症状では特徴的なことの一つです。

このことは私がセラピーを行なう場合は大変重要な要素になります。

その人の感じ方というのは、それが身体症状、人間関係、夢やイメージどれであっても、それそのものが問題解決の糸口になり得るからです。

これはメンタルな取り組み方のコーナーで再度説明します。


話が体のことへと前後しますけど、

お腹を触っていたら、ふと涙が流れてきた人があります。

そういうときは、心身ともに確実に深くリラックスできます。

本人は「涙だがでるなんてどうしてか分からない」と。

一年前の出来事の緊張が身体に残っていて、それが弛んだので

連鎖的に心も弛みたくなって、からだが自発的に泣くという弛

み方を望んだのではないか。

二人で検討してみてこの結論にいたりました。


この方も軽いパニック症的な発作が起こることがあるのです。
でも、このようなゆるみ方をすると発作も起きにくくなるのです。



このような経験が私には沢山あるものですからパニック障害に関しても、心臓と胸椎4番を焦点にして

◆ 背骨や姿勢など身体からくるもの

◆ 内面が身体に反映して脳にくるもの

◆ 複合しているもの


以上のようにまずは大まかな分け方をしています。


ですから神経伝達物質の機能異常がなぜ起きるのかは、

そういう体の状況、あるいは心の状態を含んでいるからとしか

いえないのではないかと私は考えています。
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posted by 由 at 13:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 1.症状と原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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