2005年08月04日

1-1 一般的な見解

■ 症状

突然、次のような症状に襲われるといわれています。

動悸、口が渇く、息苦しさ、めまい、のぼせる感じ、冷や汗、寒気、手足のふるえ、呼吸困難、脈拍亢進、喉から心臓が飛び出しそう、閉塞感(閉じ込められた感じ)、しびれ、胸の痛みやえらく不快な感じ、胃袋のひきつり感、頭の血が遠のく感じ、ハラに力が入らない感じ、フアフアした歩行感覚、自分が自分で無い感じ、死への怖れ、強い不安、等。



■ 症状の特徴


● ピークに達するのが早い

心電図や血液検査では問題が検出されない。突然、勢いのある恐怖感や不安感と共にそう長くない時間(10分くらい)に以下の症状がピークに達し、その後だいたい30分くらいで消え去ることが多い。

中には12時間以上続く場合もある。発作の間隔は一週間以内に第2回目の発作が起き、連発の可能性もあって最も多い頻度は週に3〜7回のようです。

● 予期不安

「またあの発作が起きてしてしまったら‥‥」など、次の発作発生を恐れたり、発作の予兆と不安を感じてしまうこと。

※ パニック症でなくとも全ての病気や症状には予期不安は伴います。問題は発作に急襲され展開が速くて動揺が生じるのです。しかし発作が長時間になることは少ないです。

家族、医者、友人、心理療法家、誰でも良いから携帯電話で連絡できるようにしておくのも大事なこと。話すとまずは気持ちが落ち着くものです。


● 広場恐怖

次の発作を恐れる不安感からかと思われるが、家から遠く離れるような場所へ行ったり、人ごみのある場所へ行ったり、自動車、バス、デパート、電車・高速道路・美容院・歯医者など、拘束されると思われるあらゆる場所へ行く事が困難になってしまいます。

※ 実際にその場所に行くと発作が起きる人もあるが、必ずそうなると言い切れない人もあります。

☆私の臨床経験から言うと、

改善に連れてその困難な感覚は徐々に薄れていくのが普通です。一気に雲散霧消しようとするよりこの方が確実に自信につながります。


 
■ ストレス説から神経伝達物質へ

医師の診断を受けても身体的にはどこも異常なところは発見されないので、社会的に症状が出始めた初期には特定された名前はなかったそうです。従って、自律神経失調症、心臓神経症、狭心症、過呼吸症候群、メニエ−ル症候群、心身症など、その人なりに診断名がついていたようです。


WHOの国際疾病分類にはじめてパニック障害という病名で登録され、この時から病名をパニック障害として統一されるようになりました。

性差は現代では、100人に1〜3人の割合で起きると言われており、男女比率はさしてありません。男性は25〜30歳、女性は35歳前後の人がかかりやすいといわれています。

不安神経症と呼ばれていたこともあり、心の持ち方で生じる病とされていたそうですが、結果的に、医学的にはパニック障害は、脳の機能にかかわっている神経伝達物質の機能異常によって起こるとする考え方が主流です。

心身症やうつ病などと異なり、心理的・社会的なストレスとはまったく別の要因で起こると考えられています。また、「 脳内の不安に関与する神経系の機能異常であり、患者から取り除くべきもの 」というように「不安」という情緒用語を用いている説明もあります。
posted by 由 at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 1.症状と原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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