2006年04月15日

更年期症状とパニック障害改善のとっかかり

更年期症状の主なものは次の症状です。

 動悸のぼせほてり異常な発汗、冷え、関節痛、腰痛、

 しびれ、肩こり、めまい、耳鳴、頭痛、不眠不安憂うつ

 食欲不振悪心嘔吐、便秘、腹痛、外陰部や口腔の乾燥感

 不正出血、外陰部のかゆみ、頻尿、排尿時痛、全身倦怠感、むくみ


どうです? 症状が様々ですけど、

パニック症状と重なる症状が多いとおもいませんか?



パニック障害という名前がついてしまうと、どうしても病名の単位で考えてしまいますけど、それに近い体の状況はあるのです。

更年期症状もその体を理解していくとパニック症改善のヒントも見える部分があるんです。

また、逆に体のせいでの重い更年期症状を余分に不安がったり、恐怖してソレが重なったためについ「パニック症ではないか‥‥」と思いこんでしまう人もいるかもしれません。

では、まず更年期症状とはどんな現象なのかを少し整理してみます。


更年期症状について医学的な観点は

一般的な検査所見では原因を特定しにくく「自律神経失調症を中心とした不定な症状を訴える状態」とされ、「更年期症候群」とか「更年期不定愁訴(不特定な訴え)」と説明されています。

そして医学的には、女性ホルモンが足りないためにおこる自律神経失調症ということになります。

だったら、女性ホルモンの注射でも一本打って足し算すればいいか、というとこれはまずいです。一瞬は良くても結果的には反作用で、「外からやってくれるのなら体からは出さなくていいや」という反応が起きてしまうだろうからです。

それよりも、体が整っていて更年期症状も軽い人もいるのですから、そういうモデルに体を近寄せることの方が大事だと私は考えます。

そして、何を整えるべきかということと、もしかしたらそれはパニック傷害改善に役立つ可能性も見えてくるかもしれません。


自律神経失調症について

更年期症状は、自律神経失調症と、かなりの部分が重なります。自律神経は身体の自然を保持するために、脈拍や、血圧、さらには発汗などによる体温調節や腸の動きに至るまで、ありとあらゆる機能を調整しています。

その上、この働きは本人の意識とは関係なく、まさしく"自律"して働き続けているのです。


言い替えるなら、本来自律神経の働きはほったらかしでOKが当たり前で、それが健康というもののはずなのです。

でも、自律神経失調症という病名は私には凄く違和感があります。

全ての内臓や器官には神経が行き渡っているのですから、自律神経失調症でない病気はないだろうと思うからです。

ただ、この神経系の管理役人としての場所があり、ココの不調はもろに自律神経に反映されます。



自律神経の中枢

この自律神経をコントロールしている処は、脳の下にある視床下部(ししょうかぶ)と呼ばれるホルモン系の総元締めの器官にあります。


視床下部と「女性ホルモン・感情のゆらぎ」

生理が普通に機能している状態での、卵巣の規則的な変化をどこがコントロールしているかというと、実はこれも視床下部にあるのです。

おまけに、視床下部は喜怒哀楽など感情のゆらぎも調整しているというのです。


ですから、"更年期症状"は「エストロゲンが減ってしまうためにおこる自律神経失調症」と医学的には説明されているのです。

・視床下部と脳下垂体についてはこちらを参考に(少々専門的すぎますけど)

http://park.zero.ad.jp/~zbk44901/horu3.htm


ではどうやってこの視床下部を安定させることができるのか

先の視床下部と脳下垂体の図を見ると、

脳下垂体後葉--腎臓、子宮、乳腺

脳下垂体前葉--肝臓、骨、筋肉、甲状腺、副腎皮質、卵巣、精巣

このような関連をみてとることができます。


脳下垂体と背骨

遠く離れた子宮や腎臓に脳の中のほんの小さな一部が関与しているというのは不思議ではあります。

実はこの関連性は私の経験ではとても納得できます

(こういう科学的データはとてもありがたいです。我々にとっては勘や推測であったことがより確信に近づきます。)

確かに子宮筋腫など子宮が興奮して異常を起こしたと思える人の胸椎6番(脳下垂体後葉に関係)には過敏な緊張があります。

そしてここが変調を来すと、感情が安定する傾向もあります。

また、風邪のとき胸椎5番(脳下垂体前葉に関係)の動きがよければ、ごくノーマルに汗が出て、肝臓や卵巣が整うことも確かにあります。


このブログで紹介した、昔パニック症だった人で最近は焦りが無くなってきたという人がありました。

あの方が先日生理が二週間遅れていたのが、整体のあと生理が来たみたいで、わざわざ「きましたぁ!」とメールをくださいました。

この場合、確か胸椎5、6番が少し硬くなっていましたので、何らかのストレスが脳下垂体にいき、それが中心から末端へという変化を起こしていたのでしょう。

こういう自然の変化の場合、腰も心地よく弛んでくるのです。それは呼吸の深さへつながり、自己コントロール、自律神経の安定へと連鎖円滑現象を起こします。


姿勢や背骨を整えることの大切さ

生物の進化の歴史からしたら、脳は体より後に出来てきた経緯があるのですから、姿勢を整えて脳や感情が安定する理屈があっても私はおかしくないと考えています。

なにもこれはパニック症に限った話ではないでしょう。

ただ、改善の焦点となる脊椎にトラウマ家庭的な問題人間関係のストレスが緊張反映しているなら、体と同時にメンタルな取り組みが必要になる場合があるのはいたしかたないことです。

それと、上胸椎を整えようとしても、それを支える腰がめっきり弱くなっている人が多いです。

子宮や卵巣の手術をした人も丁寧にやらないと腰が実に不安定です。腰の中心は腰椎3、4番ですが、ここは卵巣、精巣に関係しています。

更年期症状の体を整えるには必ずこの腰の調子を整えておく必要があるのです。

建物で言うとここは土台に相当するのです。

不安や恐怖を抱えているにしろ、そうでないにしろ、肩や首という体の上部に力が入っているのを弛めないと本当の安定化はどだい無理だと思うのです。


腰椎骨と上胸部椎骨の連動

ちょっと大まかですけど、腰と肩胛骨周辺が連動していることについて説明します。

ウエストラインから少し下にかけて腰の3番、4番の骨があり、その骨を支える靱帯や筋肉があり、またこの骨からでる神経が関わる骨盤や下肢の筋肉、内臓もこの骨の緊張具合に機能が連動するのです。

そしてそれは長期に放っておくと、上胸椎(特に胸椎3、4番)の歪みと連動して固着化してきます。

ちなみに、片手を首に当て胸を開き、両膝を閉じて更に左右どちらかの膝を開閉してみてください。

腰の反り骨盤の動き肩胛骨内側周辺に響いてくるのが分かるでしょう。






まとめ

● 腰の血行と弾力をよくすること

 手っ取り早くは→腰に蒸しタオルを当ててみましょう

とにかく腹と腰の血行が良くて落ち着いている実感を取り戻すことです

● 胸椎5、6番の簡単なケアー

 カテゴリー→「改善法(体操・手当法)」
 体に負担なく汗をかくこと→こちら

エアコンの完備が効きパソコンに向かっている、そんな生活の連続は自律神経の働きを鈍らせてしまいます。

おっかない動物を追って野山を駆け回っていた、そんな時代にパニック症があったかどうかは私にも分かりません。

しかし、そういう時代だと自然のサイクルと体が一体化していて、適応を余儀なくされるので今よりずっと自律神経の働きはノーマルだっかかもしれません。

紹介している改善方法は体の基本的は野生を引き出すための方法です。span>

posted by 由 at 14:53| Comment(4) | TrackBack(0) | 2.体との関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
体の基本的は野生を引き出すための方法が必要だというのもおかしな話ですけど、ほんと大切ですよね。体に負担なく汗をかくことにある3度入浴は、昨日たまたまやってみました。他の方法も試してみます。それから私のブログからリンクをはらせていただきました。
Posted by 加藤 at 2006年04月19日 00:21
加藤さん、コメントありがとう! それからリンクありがとう!
このブログにもサイドバーとリンク専用頁をつくろうと考えているので、
準備が出来たら必ずはりますのでよろしく。
Posted by 由 at 2006年04月20日 14:57
更年期とパニック障害は似てるとゆうか、発作誘発するんじゃないかと私は思っています。生理とのからみで体調悪くなる事よくあります。一時漢方を処方されましたが、量が多く無理一日中薬飲んでるような、もっと飲みすければと思いました。 山本
Posted by 山本 at 2009年03月01日 18:47
山本さん、コメントをありがとうございます。
私は元々症状に病名をつけるのが嫌いな性分です。

>更年期とパニック障害は似てるとゆうか

この感覚素晴らしいです!

症状が似かよっているということは、身体の状況が似たような状況にあると解釈してよいと思います。

となると、正体はその体の状況であり、そこから派生して種々の症状があると考えた方が自然でしょう。

更年期は年を更新するの意からきています。
意味不明?

体が先を(今の年齢より先を)予知してあらためようとしているのです。
この小さなヤツが季節の体の変動というヤツで、季節の変わり目における次の季節への適応変化がたまたま本人には苦痛に感じるというのがその順序になります。

となると、更年期という季節にはどのように体をととのえるのが良いかとか自然かという問題になってきます。病気症状をやっつけるのはなくて。

視座をちょっと変えてみますと、更年期症状も体が可能性を拡げようとしている一プロセスであって悪くなりつつあるだけではないことになります。ほめるに足りる。

更年期は骨盤の動きを整えるのが焦点になります。でも骨盤ダイエットはやめてね。(笑)
あまりよくない。

まず眼に蒸しタオルを当ててみて、それで自分の体がどのように変化するか感じてみてください。

自分の体はなんてダメなんだなんて思わないこと。体にありがとうって思ってあげる方が足しになります。

このコメント役立ちそうですか?
ちょこっとでいいですからお返事いただけたら嬉しいです。
Posted by 由 at 2009年03月02日 01:49
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